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03 弥生(やよい)駅

前駅の喧騒が嘘のように遠ざかり、どこまでも静かな水面が広がるこぢんまりとした「水野の駅」です。近頃は船の往来もなくなり、かつて船の澪標(みおつくし:航路の目印)として立てられていた形跡だけが静かに残されています。


🛶 駅の景色と三つの島

この駅は、広大な水面に浮かぶ「三つの小島」から構成されています。あまりにも人が訪れないため、現在は「双子の船頭」が管理する二艘の渡し舟のみが、島を行き来する唯一の手段となっています。
あまりの退屈さに、乗客(あるいは車掌)は暇つぶしとして、この双子の船頭たちへちょっとした「問い」を投げかけているようです。

🛶 駅固有の華:澪土筆(みおつくし)

弥生駅の水面から悠々と茎を伸ばす、この駅固有の植物です。かつては船の航路を示す「澪標」の役割を果たしていました。現在は、双子の船頭に頼んで最奥にある第三の島へ渡してもらうことで、その島にある大きな社の中庭にて、今もひっそりと生い茂る本植物を得ることができます。

🛶 三つの島を巡る試練

最奥の島へ辿り着くためには、双子の船頭がそれぞれ出題する「川渡りの問い」を解き明かさなければなりません。乗客たちは手持ちのお金がないため、知恵を絞ってこの問いに答えることで船を出してもらうことになります。

二つ目の島には一人の釣り人が住んでおり、「あたりを明るく照らして魚を呼んでほしい」と頼まれます。如月駅で作った提灯を用いて周囲を明るく照らすと、お礼として一輪食べるだけでたちまち満腹になる不思議な華「満足水仙(みたすいせん)」を譲り受けることができます。

【船頭一人目の問い】
「船頭一人、狼一匹、羊二頭が川を渡る。船頭がいないと狼は羊を喰らう。船には船頭のほかに一匹しか乗れない。どう渡るか」
――最善手は、先に狼を対岸へ運び、戻って羊一頭を運ぶ際、入れ替えに狼を再び連れ戻す。そしてもう一頭の羊を迎えに行き、最後に残った狼を運ぶことで、誰も犠牲にすることなく渡りきることができます。

【船頭二人目の問い】
「条件は同じだが、狼が二匹、羊が二頭に増えた場合、どう渡るか」
――こちらの最善手には、第二の島で手に入れた「満足水仙」が必要となります。あらかじめ狼一匹にこの華を食べさせて満腹にさせることで、空腹の狼を実質一匹へと減らし、一人目の問いと全く同じく最善手に持ち込むことで、見事試練を突破することができます。


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