一般的な浮世絵というとこのタイプのものが多いです。絵師が絵を書き彫り師が絵の通りに彫り、摺り師が印刷するという流れでした。この工程のおかげで何枚もの浮世絵を安価に大量生産することができ庶民から人気を獲得することができました。
浮世絵師が一筆一筆丁寧に描いて仕上げるもので主に富裕層からのオーダーメイドによって作られます。一点物で高価なため庶民にはなかなか手が出せない代物でした。肉筆画の代表的な人物に菱川師宣などがいます。
江戸時代中期(1764~)以降に広まった浮世絵の手法で多色で刷られた精巧な木版画です。何色もの色を重ね塗りし錦織のように色鮮やかなことが名前の由来となっています。版元と呼ばれるプロデューサーが企画しそれに沿って絵師をはじめとした様々な職人による共同作業を経て完成されます。美術作品として国内外から高い評価を受けているものが多いです。