美人画特集

このサイトは浮世絵や美人画に興味を持った人が気軽に見れるよう作りました。ぜひ見ていってください！

美人画の歴史

美人画とは浮世絵のジャンルの一つで江戸時代初期に誕生し、１７世紀半ばに菱川師宣によって描かれた「寛文美人図」によって美人画が成立しました。１８世紀には実際に存在した女性がモデルになることが増え町の看板娘から女優まで幅広く描かれ美人画の多様化が進みました。多くの場合人々の理想が込められた美しい女性がモデルになり、江戸時代中期にはその時代を代表する美人画の名手が多く現れより一層発展を遂げていきました。しかし１８世紀末に寛政の改革により一部規制され自由に浮世絵を発行できなくなってしまいました。浮世絵や美人画の歴史は長く今でも多くの人々を魅了しています。

女性美をテーマにしたものが多くモデルの洗練された髪形や着こなしは当時の流行を知る指標にもなり現代でいうファッション誌のような役割を担っていました。また美人画には当時の美の基準の移り変わりが描かれています。どの時代のものか判別しやすく当時の歴史を知る手掛かりとなり作品同士で比較しやすいです。また絵師によっても作風が異なり絵の構図や女性の描かれ方からもその絵師独自のこだわりが見えます。