咲き方

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一季咲き

春にしか咲かず、4月末~5月頭に開花し、5月~6月には美しく咲き見頃を迎えることが多いです。一年間で蓄えた栄養を一気に使い、一斉に力強く開花する花姿は見事。夏や秋に返り咲く性質を持つものもあり、これは二季咲きと呼ばれます。株に栄養が十分にあれば返り咲きます。   

四季咲き

 
四季咲きのバラは春夏秋冬に花を咲かせるというわけではなく、春、夏、秋の3つのシーズンに花を咲かせます。バラは暖かい地域で育つため、日本のような冬に冷え込む低い温度では花が咲きません。四季咲きは、暖かい温度と適度な環境が揃うと一年を通して花を咲かせることが由来。  
     

木立性とつるバラ

  
木立ち性のバラは、簡単にいうと上に向かって枝が伸び茎もしっかりしていて自立できるバラのことです。環境が良ければ春から秋まで花を楽しむことができます。花の大きさは中型から大型のものが多く、さまざまな品種が存在します。
つる性のバラは、枝を長く伸ばす自立しないバラのこと。よく間違われがちなのですが、朝顔やアイビーのように自ら壁やフェンスに蔦を絡ませることはありません。そのため枝が伸びてきたらそれを誘引するお手入れが必要となっています。バラの愛好家のお庭ではアーチやオベリスクなど、様々な形に美しく仕上げられていることが多いです。  

カップ咲き

 
大抵のカップ咲きは花びらが多く、中までギッシリ花びらが詰まっているのが特徴。開花した時に横から見るとカップのような形状になるもので、典型的なオールドローズの咲き方。
シャローックカップ咲き:花の立ち上がりが浅いもの
ディープカップ咲き:花びらが深いもの
オープンカップ咲き:花びらが少なくカップ咲きに見えますが、中のシベが見えるもの  

一重咲き

 
花びらが平らに咲き、芯や雄しべ、雌しべが見える咲き方で、基本的に花びらは5枚。「シングル」「平咲き」と呼ばれることも。野生のバラが持つ本来の花型ともいわれ、素朴で可愛らしさのある咲き方一般的なバラのイメージとは異なり、バラらしくないと感じることもあるかもしれません。

八重咲き

 
花びらが何枚も重なって咲き、花びらは20枚以上。5枚以上20枚以下の花びらのバラは半八重咲きまたはセミダブル咲き。八重咲きは「ダブル」と呼ばれることもある。花びらがふわっと重なり、華やかな印象。一般的なバラのイメージ。  

高芯咲き

 
咲き進むに連れて、反り返るように外側から広がっていく咲き方。八重咲きと同じく、一般的なバラのイメージ。切り花のバラのほとんどは高芯咲きに分類される。
剣弁高芯咲き:花びらが尖っているもの
丸弁高芯咲き:丸いもの
半剣弁高芯咲き:剣弁と丸弁の中間のもの  

ポンポン咲き

 
花びらが細かくふわふわしていて球体に見える咲き方で、花びらが5cm以下のミニバラによくみられる。一般的なダリアや菊のような咲き方。ポンとは、フランス語でチアリーダーが使うポンポンやフランス海軍の水兵の帽子の上についているモコモコのようなイメージ。

フリル咲き

 
花びらが波打ってフリルのように見える咲き方で、波状弁咲きとも呼ばれる。花びらの枚数は多くはありませんが、波打ったような花びらのカーブが豪華で上品なイメージ。