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日本映画界における女性監督の割合

「日本映画業界の持続可能な制度設計」を考え、政策提言に取り組む非営利団体「Japanese Film Project(JFP)」が行った調査によると、2019〜2020年に劇場公開された全作品における女性監督の比率は11〜12%であり、その背景には、過酷な労働環境や日本社会における男女格差の実態がうかがえる。

映画業界に潜む性暴力問題

2022年3月、映画監督から性被害を受けたとする複数の女性の証言が報じられ、映画業界における性暴力問題の実態が明らかとなった。これをきっかけに、被害に遭った俳優や被害者の支援を行う映画関係者ら12人を中心に、「映像業界における性加害・性暴力をなくす会」が結成され、性暴力問題における実態調査の必要性について訴えている。

アカデミー史上3人目の女性監督受賞

2022年3月27日、第94回アカデミー賞授賞式が開催され、監督賞には『パワー・オブ・ザ・ドッグ』を手掛けたジェーン・カンピオンが輝いた。アカデミー賞において女性監督が監督賞を受賞するのは史上3人目である。